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07-08 10/20 セリエA第8節 ナポリ戦採点

  • 執筆者の写真: JohnDoe
    JohnDoe
  • 2020年5月5日
  • 読了時間: 6分

みなさんご無沙汰です。

John Doeです。


GIAPPONEの他の活動をやっていて、こちらのブログがだいぶ疎かになってしまってました。。。

(記載いただいてますしゅーさん、ぽっちゃりローマさんありがとうございます!)


さて世間ではコロナウイルスにて自粛ムードの中、我らがローマは来週にもチームとしての練習を再開する予定となっています。

しかしながら現在のところリーグ再開の見込みは見通し立たず、事態好転はまだ先のようです

(5月4日時点)



そんなところですが、セリエA公式チャンネルにて「07−08シーズン 第8節 ローマVSナポリ」がフルタイム公開されています。

みなさんは既にGWの有効活用方法としてご覧になっていますでしょうか。

特に若いロマニスタの方々にとって、「ゼロトップ」はバルサの方を拝見する機会が多く、ローマ、トッティでの「ゼロトップ」をフルで見ることができる貴重な機会かと思います。

URL:https://youtu.be/Vwyz88FKfws



一応最近のロマニスタのために、このシーズンの説明をします。


【07−08 セリエA】

ローマについて

・ゼロトップ戦術三年目に突入 新戦力としてジュリ、シシーニョ、ファン等獲得

・スーペルコパ獲得

・コッパ・イタリア優勝(今のところこれが最後のタイトル)

・CLはベスト8、準々決勝は昨シーズン同様マンチェスターユナイテッドと対戦[0−3](グループリーグでも同組、ユナイテッドは優勝を果たす〕


リーグ全体

・インテルの3連覇(第一次マンチーニ政権最終年)

・インテルとローマの優勝争いが最終節までもつれる(最終的な勝ち点3、1敗の差)

・ミランがFIFAクラブワールドカップ制覇(リーグ低迷にて5位、7年ぶりにCL出場逃す)


《完全な余談》

・このCLの準々決勝1stLegオリンピコでロナウドがカッセッティをぶっ飛ばすどえらいヘッドを決めています。


話が長くなりましたが、今回はこのナポリ戦を「今更レビュー」として採点します!




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総括:

開幕から4勝2分1敗と上々のスタートを切っていたローマが迎え撃つのは、04年に破産から再スタートを切り初昇格を果たしたナポリ。

生え抜きのパオロ・カンナバーロ、代表歴のあるブラージ(ローマプリマヴェーラ)等、実力者と新進気鋭のハムシク、ラベッシ等をまとめ上げるのは、後にラツィオを率いるレイヤ監督。そのナポリはここまで3勝1分3敗であり、昇格組の中で既に侮れない実力があると評価されていた。



【前半】

試合は開始1分いきなり動く、トネットのファールからナポリがFKを獲得すると、サラジェタの足下に当たったボールがラベッシへのパスとなり、これをしっかり決めナポリが先制。


立ち上がりに思わぬ失点をくらったローマは、落ち着いて自陣を固めるナポリを攻めあぐねる展開が続くことになる。


その中、前半29分トッティとのワンツーで上がってきたピサーロに対し、カンナバーロがエリア内で足を掛け、PKの判定。これをトッティがGKイエッツォに読まれながら左隅に決め、GOAL!


これで勢いづいたローマは前線から積極的にプレスをかけ、苦し紛れに中盤に出されたボールをデ・ロッシ、ピサーロが拾い、ゲームの主導権を握ることに。


前半42分ブラージからボールを奪ったピサーロから中盤で細かく繋ぎ、デ・ロッシのパスをペロッタがトッティへフリック、前を向きながら受けたトッティは強烈なシュート!

これは相手GKに弾かれるが、こぼれ球をペロッタがプッシュし、GOAL!



【後半】

前半同様立ち上がりをやられてしまう。開始30秒、相手左SBサヴィーニのクロスをピサーロがサラジェタに足を出されクリアミスに。こぼれ球をハムシクにしっかり決められ同点となってしまう。


落ち着かない試合展開はその後も続く。

後半6分、前線から降りてきたトッティを起点にマンシーニ、ピサーロが絡み、デ・ロッシがGKの手を弾く強烈なミドル、GOAL!再びリードを奪う!


しかしリードは長く続かない、後半18分中盤のガルガーノがペナルティエリア外、およそ30m弱からミドルシュート。アウトに逃げていくボールはクルチの手をかすめゴールに吸い込まれ再び同点。


浮き足立つローマに対し、ラベッシが襲いかかる。直後の後半20分敵陣からのロングフィードをフェラーリが後逸、これを逃さない狡猾さを持つアルゼンチーノは強烈なシュートを放つ、しかしバーに阻まれ、ローマとしては試合の流れをなんとか保つことができた。


後半35分、途中出場のカッセッティがエリア外右20数mの位置でファールをもらい、このFKをピサーロが弾丸シュートにて直接狙う。ボールはゴール前にいた相手SBガリッチのヒールをかすめディフレクションとなり、GOAL!三度リードを奪う。


しかし喜びも束の間、後半38分エリア外左からのFKからボックス内にクロスを供給される。このときフェラーリがサラジェタのマークを外してしまい、ヘッドを許す。カバーに入ったデ・ロッシも及ばず、3度同点。


試合はこのまま終了。

3度あったリードを保てなかったローマに対し、ホームのサポーターはブーイングを浴びせた。

(なお前節から21節まで14試合無敗を続けることになる[インテルは開幕から25試合無敗 土をつけたのはこのナポリである])




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採点:

GK クルチ 5.5

ドニに代わって出場したが、4失点と結果を出せず。

気になるのは、どっしり構えた安定感がなくどこか不安気な雰囲気が漂う


右SB シシーニョ 6.0(⇄OUT後半15分 カッセッティ)

交代まで攻撃の起点として、多くボールを触れていた。まだこの時代SBの重要度は途上中だったが、ブラジルのSBは足下がうまいので古今多くの名選手がいるのだと再認識した。


CB メクセス 6.5

個人でみれば、サラジェタ、ラベッシをほぼ完璧に抑えた。しかしDF陣の一人として4失点は一端の責任を取らざる得ないため-0.5とする。


CB フェラーリ 5.5

怪我がちなファンに代わり使われる機会が多かった。全体的には及第点くらいで収まる内容であったが、最後サラジェタのマークを外してしまい、三度目の同点を許すことに。


左SB トネット 5.5

ムラの少ない選手のイメージだったが、この試合は細かなミスが目立ち、試合全体で活躍の印象が薄い。


DMF

デ・ロッシ 7.0

若いロマニスタにとって、髭も髪もすっきりしているカピターノはどう見えたのだろう。プレースタイルも往年とは違い、積極的にシュートや前線に駆け上がる姿は今見ると新鮮である。


ピサーロ 6.5

パサーの印象が強いが、元々トップ下の選手だけあって、相手のプレスをいなすドリブル技術も長けている。往年のデ・ロッシのプレースタイルの一端はピサーロの影響も見て取れる。


右MF ジュリ 6.0

バルセロナにてアンリ、メッシに押し出される形でローマに移籍。タッディとポジションを争い、前者より縦のスピードが速かったが、この試合ではあまり攻撃に絡めず。


CAM ペロッタ 6.5

正直テクニックは凡庸であり、ドリブル・トラップ等に若干の拙さがある。しかしトッティのポジション、動きを常に確認し、前線からバイタルエリア付近まで途切れない運動量はゼロトップの要である。


右MF マンシーニ 6.0(後半20分 ヴチニッチ)

コンビネーションが軸のゼロトップの中で、独力で相手守備陣を突破できる選手。この試合では目立ったチャンスが来なかった。


FW トッティ 6.5

「全てのゴールはトッティへ通ず」、それがゼロトップであり、実現できるアンタッチャブルな存在である。この試合も本人の決定機はほぼないが、何かしらで3つのゴールに絡んでいる。


控え

カッセッティ 6.0(⇄IN後半15分 シシーニョ)

前半から飛ばしていたシシーニョに代わり出場。4点目のピサーロのFKを獲得する仕掛け等、積極的な姿勢を示す。


ヴチニッチ 6.0(⇄IN後半20分 マンシーニ)

この時代、スタメンでトップスピードのあるマンシーニ、交代でポジショニング・初速に優れたヴチニッチを投入するのが定番となっていた。この試合では決定機は訪れず。


パヌッチ ー(⇄IN後半90分+ ジュリ)


 
 
 

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