22-23 中間アンケート結果
- おしょう
- 2022年12月3日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年12月4日
先日実施した「22-23 中間アンケート」の結果をまとめました。100人以上からの投票がありました。ご協力ありがとうございます。

理想の基本システムとして最も多く挙げられたのが「4-2-3-1」。「3バックでうまくいかないのなら4バック(またはその逆)」というのは常套手段だが、それで実際に好転することもあるのだから、試さない手はないのかもしれない。11人の先発メンバーを選出するアンケート結果を考慮すれば、GKがパトリシオ、DFは右からチェリク、スモーリング、イバニェス、スピナッツォーラ、MFはペッレグリーニとカマラが並び、2列目は右からザニオーロ、ディバラ、ザレフスキ、最前線にエイブラハムといった形になるだろう。マンチーニは73%の得票率だが、このシステムに当てはめるのであればポジションに空席がないように思われる。
次に多かったのが「4-3-3」だ。同様に配置していくと、GKとDFは前述のとおりで、MFは中盤底がマティッチ(クリスタンテ)、インサイドハーフにカマラとペッレグリーニ、前線のトリデンテはディバラ、ザニオーロ、エイブラハムとなりそうだ。ザレフスキがここに入ってもいいだろう。
3つ目は、現状の基本システムともいえる「3-4-2-1」となった。3バックはマンチーニ、スモーリング、イバニェス、右にチェリク、左にザレフスキ(スピナッツォーラ)、中盤はペッレグリーニとカマラ、その前にディバラとザニオーロ、トップにはエイブラハム。ディバラをトップ下、ザニオーロを最前線に置く2トップの形(3-4-1-2)も考えられる。
近年のローマではみられない「4-3-1-2」の案も少なくなかった。おそらくは中盤底にマティッチ(クリスタンテ)、その両脇にペッレグリーニとカマラという並びだろうか。
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先発メンバーについては、ペッレグリーニとディバラが納得の最多得票となり、パトリシオも順当に選ばれた。加えて、8割以上のファンに選ばれたのがスモーリング、ザニオーロ、イバニェスとなった。75%だったカマラも含め、ここまではシステムに関係なく、大半の人に主戦力と捉えられているようだ。また、カルスドルプに入った13%の投票が今後意味をなさないとすれば、70%だったチェリクも実質的には8割近い得票率だったといえるだろう。これで8人となるが、残りの3枠は熾烈な争いになり得るポイントだ。
得票数の多かったマンチーニだが、4バックとなれば立場は危うい。ただし、イバニェスよりも優先されるとの考えもあるし、(モウリーニョの構想にはないとしても)中盤での起用も不可能ではないとする向きもある。73%という支持率は高いといえるのだろうか。それとも低いのだろうか。
マティッチは半数をやや超え、クリスタンテは少しだけ下回った。彼らに対する優劣はほぼ半々で意見が割れたが、同時起用を望む声は少ないようだ。バランスをとるためにカマラの票数が伸びたということは想像に難くない。
熾烈なポジション争いはスピナッツォーラとザレフスキの左サイドにもいえることだ。前者は4バックの左、3バックでは左WBと役割が明確だが、後者については多様な意見が出た。まずは、ガチンコでスピナッツォーラとの二者択一になるというもの。次に、左サイドの攻撃的なポジションで使う案。エル・シャーラウィや、やや不慣れなペッレグリーニを左サイドでプレーさせる意見もあったが、ここはザレフスキが最適かもしれない。ほかには右サイドに回す提案もあった。
エイブラハムは不動の地位にいるとはいえないが、ベロッティをレギュラーに推す声も多くない。そうなると純粋なストライカーを置かない形となるが、ザニオーロやペッレグリーニを最前線に配置するとの考えもみられた(前者の場合はストライカー的な役割にもなり得そうだが)。なお、ベロッティやエル・シャーラウィはともかく、それ以外の選手はスタメンとしては力不足な感が否めないようだ。
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ただし、レギュラークラスでないからといって、その選手たちに価値がないわけではない。「もっと重宝されるべき選手は?」の問いでは、ショムロドフとエル・シャーラウィ、クンブラが上位になった。出場すれば一定の働きを保証できるショムロドフは、今季はまだ1得点にとどまるが、出場が150分程度しかない。エル・シャーラウィは、ウイングを配置するフォーメーションを採用する場合に貴重なピースになりそうだ。クンブラは出場機会がかなり限定されているが、完全に固定されている3バックの負担を減らすために起用するべき人材のはずだ。
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補強ポイントは4箇所といえそうだ。まずはカルスドルプの退団が濃厚となった右サイド。チェリクは優秀だが、それでも駒不足だとの声があがった。ひとまずはザレフスキのマルチ性に助けられることにもなり得る。
時点はセントラルMF。絶対的な主軸を欠くポジションであり、ペッレグリーニもこれが本職とは言い切れない。冬以降はワイナルドゥムのパフォーマンスも今後を左右することになる。
その次はセンターバックとなった。レギュラー陣は悪くないが、とにかく層が薄いことを懸念した意見だろう。クンブラも戦力に数えられているかといえばイマイチであり、マンチーニ、スモーリング、イバニェスを酷使する状況が続きかねない。負傷のリスクもあり、いつ崩壊しても不思議ではない。
ほかには、ストライカーを欲する声も少なくなかった。エイブラハムが不調で、かといってベロッティやショムロドフにも特別良い兆候はなく、決め手がないという現実がある。ザニオーロについても得点力不足が解消されていない。
具体的な希望・提案は画像のとおり。

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ポジション変更のアイデアとしては、とくに多かったのがザレフスキにもっと攻撃的な役割を担わせるというもの。左ウイングは別の案も多く、エイブラハムやペッレグリーニに任せるという考えも少なくないようだ。なお、層が薄くなるであろう右サイドについても、ザレフスキの名前が挙げられている。
また、これは毎年たまにみられる意見だが、マンチーニの中盤、クリスタンテの攻撃力を活かすためのAMF起用も提案された。後者はCB化の希望も出ていたが、パトリシオやスモーリングといったボールスキルにやや不安がある選手たちによる懸念点を払拭するためのものだろう。
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そのほか、モウリーニョなどに関するアンケート結果は以下のとおり。




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