『21世紀 ASローマ史』
- おしょう
- 2019年10月24日
- 読了時間: 3分
ご存知の人もいらっしゃいますが、拙作『21世紀 ASローマ史』が完成いたしました。現状で最後にローマがスクデットを獲得したのは20世紀から21世紀に変わった2000-2001で、それ以降の18シーズンを振り返ろうという内容の冊子です。年鑑と選手名鑑の二大特集を載せています。
最初に冊子を作ろうと言い出したのは昨年の夏です。昨シーズンが始まる前です。「夏コミで出します」みたいな冗談をツイートしていました。当初は年鑑と選手名鑑以外にも書くつもりでしたが、一貫性がなくなってしまうことが嫌だったのでやめました。それらは次の機会に持ち越しです。
デザインを変えたり情報量を少し増やしたりと、途中で全編やり直すことが数回ありました。それを全部ひっくるめて制作期間は1年で、現状のデザインに決めてからは半年間くらい作業したことになります。
こんなに長いこと制作したのでせっかくなら作業の過程について話そうとしたのですが、特に言うことはありません。これは困りました。それはさておき、作っている段階でデザイン性や情報の正確性に関してアドバイスをくれた方々には感謝しています。また、声援も聞こえてきました。本当に感謝しています。
10月に入ってから実際に配布いたしました。手元に届いたという報告もたくさんいただき、感想にも目を通しています。さん付けを自分でするのが恥ずかしいのでここでは書かないでおきますが、Twitterではタグを付けてもらいました。やったね。
頑張りたい反面、簡単に完成させたい気持ちもありますから、載せるデータもあれば、載せないデータもあります。そのため「もっと細かい情報を載せるべきだったか」と懸念していたのですが、結果的には「情報量(が多い)」というニュアンスを含んだ感想を多くもらえたのでホッとしました。ロマニスタ歴の浅い人にとっては勉強用、歴の長い人にとっては情報を仕入れるよりも情報を整理するための冊子になればいいと思っています。自分は制作段階でいっぱい勉強したような気分です。知識が頭の中に定着する感覚です。
こういうものを作るのが好きなので、またやりたいです(しばらくやりたくないです)。複数人の意見を載せた本を作りたいです。一人の記者が考えを述べるのもそれはそれで面白いのですが、複数人の見解を用いて普遍性をもたせようとする企画を好みます。例えば、ベタですがランキング形式(またはランク付け)で名選手たちを解説するような手法がそうですね。これなら作る過程を楽しむこともできます。書籍にするかどうかは別にしても、これは野望の一つです。それとローマのプリマヴェーラ出身者特集も次回作の候補です。これは一人でやればいいと思いますけれど。いずれにしても冊子を頻繁につくるわけじゃないのでデータ版にしましょうか。しかし私は紙媒体が好きなので複雑な気分であります。電子書籍を読む気がなく、しょっちゅう買っている漫画も必ず紙。家に帰るまでが遠足、本棚に並べるまでが漫画です。私は何の話をしているのでしょうか。
すべて単なる趣味の話ですが、今後もお付合いしていただけると嬉しいです。ローマ関連で自分がやっていて最も落ち着くのがこういう創作活動です。今後ともよろしくお願いします。
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