在籍選手全員について語っちゃうぞ
- 酢ダコ
- 2019年12月30日
- 読了時間: 8分
どうもみなさん、酢ダコです。
ウインターブレークは暇ですね。ローマの試合のない休みほど退屈なものはありません。
ということで、この場を借りて選手一人ひとりに思うところを吐き出します。
その選手の近況や、強み・弱みを中心として自由気ままに述べたいと思います。
前回、負傷者が戻ってきたときのベストメンバーを考えるとか豪語したのにサボっていたのでその罪滅ぼしでもあります。前半戦の振り返りも兼ねてます。
※以下、酢ダコ個人の見解です。的外れでもいじめないでください。冗談です。的外れな部分は指摘してください。
では始めます。数字は今シーズン(12月現在)のものです。
GK
パウ・ロペス
21試合出場 21失点 クリーンシート数:6
今シーズンからのローマの守護神。卓越した足元の技術、ハイラインをカバーする飛び出しでフォンセカのサッカーを最後尾から支える。セービングも安定していてハイレベル。すでに「パウ神」「パウ・ロペス神」の称号をほしいままに。メディアによってはセリエA前半戦のベストイレブンに選出されるほど。でも、足元そこまでな気がする。冷や冷やする場面も多い。アリソンの方が落ち着いて見れた。ただ、現時点で高い移籍金に見合う活躍を見せている。すばらしい!
アントニオ・ミランテ
3試合出場 2失点 クリーンシート数:1
イケメンおじさん。歳を重ねるごとに渋さを増すその姿は熟成肉。控えキーパーという、まず試合には出れずモチベーション維持が大変な立ち位置でありながら、いざ試合に出ると大活躍してしまうイケメンぶり。緊急出場したインテル戦では無失点に抑え、スクデット争いからの脱落を防いだ。彼がベンチにいるのはとても心強い。逆に彼ほどの選手がベンチに座っているのはもったいない気もする。EUROも狙えたはずなのに。強みは近距離シュートへの反応。弱点は足元だが、彼が出場する際は後ろでつながない約束事があるようなので気にならない。
ダニエル・フザト
出場なし
「彼は素晴らしいキーパーだ。大きな成長を遂げていて試合に出る日も近いだろう。」と言われて1年経つ第3GK。でも本当にすごいんでしょう。アリソン、エデルソンと並んでブラジルのA代表に呼ばれてしまうんだから。ローマの公式戦出たことないのに。ザニオーロ的なパターン。絶対大物になるはずだ。ブラジル時代のプレーを観ると、飛び出しと足元には自信があるみたい。あと僕ですね、フザトの彼女がタイプなんですよ。これずっと言ってます。サッカー選手っぽくない普通の幸せそうなカップル感があって好きです。
DF
ジャンルカ・マンチーニ
20試合出場 1G 1A
ファシオ、ジェズスとの競争に勝った若きイタリア人CB。入団当初こそやる気が空回りしている印象だったが、スモーリングと組んでから安定感が出てきた。なんといっても中盤で怪我人が続出した時期に、慣れないアンカーの仕事をほぼ完璧にこなした器用さ。現在リーグで4位で踏ん張れているのは彼のおかげと言っても過言ではないだろう。ありがとう。プライベートも順調で結婚したばかり。この調子だとEUROにも召集されそうだ。一つ言わせてもらうなら手癖がよろしくない。そこはマテラッツィに倣わなくていい。カードコレクター。
クリス・スモーリング
15試合出場 2G 1A
その風貌から「ファン・ダイクが来た」と冗談を言っていたら本人だったというオチ。ここ数年お笑いショーを見せてきたローマ守備陣に安定をもたらした。抜群のタックル成功率を誇り、空中戦は無敵でスピードもあるため、その日マークにつかれた相手は泣きながらベンチに下がる。どちらかというとセーフティな対応をとるため、ガツガツ系のマンチーニとは息ピッタリ。ビルドアップが苦手らしいが、それは周りに任せればいい。すっかりロマニスタに愛されているが、マンチェスターユナイテッドの選手。ローマとは相思相愛らしく、お気に入りのヴィーガンレストランも見つけ家族もローマでの暮らしを気に入っているようで、冬の間に完全移籍してほしいところ。
フェデリコ・ファシオ
15試合出場 1G
しれっと今夏に契約延長した、すっかり古株のCB。空中戦と対人では相変わらず強さを見せるが、足の遅さが知れ渡っているため相手にスペースにボールを出されるとやらかしやすい。2CBかつハイラインであるフォンセカのサッカーには絶望的に合わないタイプ。でも契約延長した。正直よくわからない。最近は守備固めの駒として後半に投入されることが多い。5バックでは頼れる存在。時折見せるドリブルの推進力はさすがで、シュートはほとんど枠内に飛ばしてくれる。シュートだけならジェコよりも上手いよね。
フアン・ジェズス
4試合出場
ここ数年CBの3番手として君臨し多くのCBを移籍に追いやってきたが、ついにその地位から陥落した。器用さはないものの恵まれたフィジカルとスピードをもち、マンマークさせたら強さを発揮するタイプだったが、開幕戦でマークの相手に好き勝手されてしまった。フォンセカの信頼は失ったようだ。チェティンにも抜かれCB 最下位の5番手となっている。何度も移籍の噂はあったが、高い年棒が障壁となってきた。ただ、今冬こそレンタルかもしれないが移籍が実現しそうな気がする。いずれにせよ応援したいキャラ。
メルト・チェティン
4試合出場
プレーからやる気が伝わる若手。ローマっぽい選手。やらかし癖があるのもGOOD。守備技術に関しては正直まだまだでファールも多い。ただ、スピードがありサイドバックでも起用されるほどの足元があるので結構期待している。守備は年齢とともに改善されていくもの。イタリアの地で勉強していこう。あのデ・リフトですらやらかしまくってるんだから。個人的にマノラスと重ねてしまう。まず足が速い。そして、クールな見た目でプレーが熱い(ガンギマリした顔はまだ見せていない)。最後に、シンガードが落ちてしまいそうなほどソックスの丈が短い。これは意識してるな…。頼んだぜマノラス2世。
アレクサンダー・コラロフ
22試合出場 5G 3A
おじさんなのに今シーズンもフル稼働。運動量多いサイドバックで。まさに鉄人。休ませるために獲得したスピナッツォーラも彼の牙城を崩せず。PKとFKでディフェンダーとは思えないゴール数を稼いでいる。特に今季のFKでのゴールはすべて美しい。膠着した試合をこういった飛び道具で打開できるのはとても大きい。夏で契約が切れるがペトラーキは契約延長の準備をしているとのこと。噂によると引退後のフロント入りも打診しているとか。ちなみに「ROMA」というタトゥーを入れた。どっかのクラブチームにいたことは消したい過去のようだ。わかるよその気持ち。
レオナルド・スピナッツォーラ
16試合出場 1G 1A
両サイドをそつなくこなす実力者。スピードがありドリブルも上手い。本職は左サイドだがコラロフには及ばず、右サイドでの起用が増えフロレンツィをベンチに追いやった。ローマSB陣の中では最も守備対応が落ち着いてると思う。身長もありロングボールにも対処できる。ただ、攻撃時の主な仕事であるクロスの質がよろしくない。左右どちらの足でも質の高いボールを供給できれば文句なしの出来。同じサイドで組むウイングが誰かによってやりやすさが全然違いそう。そこに注目して後半戦は見守りたい。
アレッサンドロ・フロレンツィ
14試合出場 1A
新キャプテン。空中戦では穴になりやすく、地上戦でも攻守でミスが目立ち、スピナッツォーラ、サントンにポジションを譲った。とはいえアタッカーとして違いをつくれるタイプでもないのでベンチを温める時間も長かった。サントンの離脱、スピナッツォーラのコンディション不良によって出場機会を得ると、ここ数試合でキック精度も取り戻し攻守にわたって活躍している。自らのパフォーマンスで移籍の噂を消し去った。キャプテンでありながら試合に出れない時期があっても、チームの勝利を一番に願い、腐らずに選手たちの手本となりつづけた彼に拍手を送りたい。
ダヴィデ・サントン
12試合出場
両サイドできる便利屋の二人目。いい意味でも悪い意味でも特徴がない選手。あらゆる能力がそこそこでバランスがいい。夏にはザッパコスタの早期離脱というラッキーで残留できたほフォンセカの構想に入っていなかったが、フロレンツィの不調もあって実力で右SBのスタメンを勝ち取ったときもあった。コンディションが良い時期に離脱してしまったのは残念。最近、インターセプトと空中戦が上達した気がする。控えにお金をかけられないポジションなので彼がいてくれることは心強い。ポジション上ライバルではあるがフロレンツィと仲がいいのは素晴らしいこと。
ダヴィデ・ザッパコスタ
1試合出場
もう一人のダヴィデ。ポジションも同じ。ジェノア戦で終了間際にヒーローになるチャンスを逃し、ラツィオ戦直前で負傷。そこから復帰できていない。そのため近況がない。ローマのサイドバックは絶対に呪われている。スピードとクロス精度が強みだと思うのでローマでもぜひ見せてほしい。ただ、サントン、スピナッツォーラが主に右サイドで起用されていることから、現状間に合ってしまっておりチェルシーへの返却が濃厚。というかイタリア人SBが4人もいるのか。EUROではエメルソンと合わせてアズーリのサイドバック全員がローマと縁があるみたいなパターンだと嬉しいな。
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