ロマニスタ雑談
- おしょう
- 2022年8月4日
- 読了時間: 9分
どうも。おしょうと申します。ときどきこのブログに記事を投稿している者です。いつもはいきなり本題に入るのですが、さすがに今回の内容で前置きなしというわけにもいかないので、最初に軽く説明しておきます。
先日、若きロマニスタのみぞさん、プラさんとお話をさせてもらいました。自分が初めてロマニスタと話したのも学生時代だったので、当時のことを思い出したりもしました。いまだに学生かどうかを確認されることがあるので自分はまだまだ若手の気分ですが、この雑談中にも「○○選手と同い年」みたいな話題になって、年下の選手も結構増えてきたな、なんてことも考えていました。
…と、まあとにかくロマニスタと話す機会があったのですが、たまに参加するスペースやツイキャスとも異なる試みとして、文字に起こすということをやってみました。トッティやデ・ロッシという存在を軸にした魅力的な一面をもつローマですが、ロマニスタ全員がまったく同じにチームを愛する必要はなくて、それぞれの見方があったりするものです。そういった部分を感じとってくれると幸いです。
今回の話にメインテーマがあるとすれば「背番号から考えるロマニズモ」みたいなところでしょうか。でもそんなに仰々しいものではなく、気軽に話したローマの雑談です。あなたならどう考えるか、ご自身に尋ねてみてください。
【話者】
みぞ(@Karagetori_mizo)
プラ(@1927ROMA2002)
おしょう(@osho_1016)

●フロレンツィについて
お:最近(7月上旬収録)では、フロレンツィが正式にローマと決別することになりました。
み:今さらっていう気もしますが…。
お:まあ分かっていたことではありますからね(笑)。
プ:完全移籍でミランに移籍することをアナウンスするときも、ローマはあっさりと発表している感じがしました。ちょっと冷たいような。
お:最初に移籍してから2年半も経過しているので、それこそ今さら感というか、大げさなことは言いにくかったのかもしれませんね。実際、バレンシアに行ったときが一番辛かったです。
み:あのとき、(期限付移籍だったが)もうお別れなんだと思いましたね。
お:自分はまだローマでプレーする可能性を捨てきれませんでした。監督が変わったりとか、状況によっては…。
み:仮にローマに残ったとしても立ち位置としては微妙なところですし、どのみち別れることになったとは思いますね。
プ:彼自身とロマニスタとの間で、関係性にも難しさがあったと思います。プリマ育ちのカピターノが一度出ていったあとに戻ってくるというのは…。
お:ミランで元気にやっているならそれでいいかな、という気持ちはあります。フロレンツィに対する憤りをもっている人もいるようですが、そういう風には思いません。
プ:「(ミランに対して)契約してくれ」と発言する動画をみたときは複雑な感情になりましたけどね。ロマニスタとしても、「出ていくなら他国のリーグがよかった」というのもあります。
み:たしかに。別れた彼女がまだ近くにいるというのは…。
プ:わからなくはない(笑)。同じところにいたら、(動画の件のように)あまり知りたくもない情報が入ってくることもあるだろうから。
み:バレンシアかパリSGに買い取られていればまだよかったのですが、ミランにいるというのはちょっと嫌ですね。
お:ミランでの立場についても、右サイドバックにはカラブリアがいて、フロレンツィは完全にレギュラーというわけでもない。出場機会よりも、優勝するためという部分はあるのでしょうけど…。
プ:気持ちが入っているときのフロレンツィほどの頼もしい存在はなかった。そのフロレンツィを現在見ることができるというのは、ミランのチームとしての優秀さの表れではないでしょうか。
お:そうですね。今ローマにいても、同じようなプレーはできないかもしれません。話は少し変わりますが、フロレンツィがパリSGに移籍した夏、ローマにクンブラが加入して背番号24を着けることになりました。これをみて、「もうフロレンツィ復帰はないか」という方に気持ちが傾きました。
プ:24番と発表されたときはびっくりしました。トッティやデ・ロッシに続く存在だと思っていたから、「こんなにあっさり着けることがあるんだ」という感じ。

●背番号問題
お:いまもトッティの10番、デ・ロッシの16番は議題にあがることがあります。
プ:新シーズンに向けて移籍市場で盛り上がっている次期ですが、もうそろそろ10番と16番をだれかが着けるような話も出てきていますね。トッティがディバラに10番を譲るという話や、フラッテージが16番の後を継ぐという話があります。ずっと欠番にしているよりは、だれかが着けた方がいいと思います。
み:あんまり長く空けていると、これらの番号が神格化していきそう。たしかに特別ですが、あまりにも…。意識しすぎるのも良くない。
プ:ファンが意識しすぎているところもあるのでしょうけど。

お:たしかに、だれかが着用した方がいいとは言いつつ、多くの人はだれでもいいとは思っていないでしょうし。10番の後継者として名前があがっているのは、ペッレグリーニ、ザニオーロ、ディバラといったあたり。ディバラがいきなり10番を選んだとして、それが面白くない人も多そうです。ちなみにお二人の希望は?
み:今のメンバーでいえば、ペッレグリーニがいいですね。一方で、7番を彼の背番号として定着させてほしいとも思う。過去を遡れば、7番もかつてはブルーノ・コンティの番号だったりもしたのですが。
プ:ぼくは上手い選手に着けてほしいです。単純に上手さがある選手。ディバラとかイスコとか。リアルタイムでトッティをあまり知らないからというのもありますが、10番に対してそれほど強いこだわりはもっていない方だと思います。

お:ウワサの域を出ませんが、ロナウドが加入するなんて話になったときに、7番をどうするのかという話題もあります。
み:仮にそこでペッレグリーニが10番に変更するとしたら、ロマニスタとしてはトッティの番号を継承したという考えになる。ただ、他リーグのファンとかは7番をロナウドに譲ったという風に捉えられることもあるかもしれない。
プ:実際の例でいうと、ユベントスに移籍した際にクアドラードが7番を譲りました。
お:それと同じだとは思われたくないですね。ロナウドのスター性に屈した、みたいな構図にはしたくない。ところでフラッテージは戻ってきたら16番ですかね?
み:着けてもいいと思います。ほかに考えられるのは8番ですかね。ビジャールの番号でしたが、もう無理なので…。なんてことは言いたくないんですけど。
プ:(通話画面に映ったビジャールのユニフォームをみて)思い出になっちゃうのか…(笑)。

●過去シーズンの振り返り
み:自分は18-19の途中から本格的にローマを追うようになりました。
お:デ・ロッシのラストシーズンですね。あとはザニオーロが台頭したとか。
み:CLのポルト戦でドッピエッタがありましたね。当時は負けた方(2ndレグ)しか見ていなかったのですが…(笑)。自分にとっては初めてのCLでした。
お:いまのところ、最初で最後になってる…(笑)。
み:デルビーでの敗戦もあって、そのあとにディ・フランチェスコ監督が解任され、ラニエリが就任しましたね。この頃はあまり情報を収集していなかったので分からないのですが、当時のロマニスタのマインドはどんな感じだったんでしょうか?
プ:死にかけだったんじゃないですか(笑)。CLで負けて、デルビーで負けて…、ローマでタイトルを狙っていたはずのモンチがEDFと同時期に辞めたのもあって「あっ…」って感じでした。
お:コッパ・イタリアでフィオレンティーナに1-7で負けたのも影響していますね。あと、その前年までは良いシーズンが続いていたので、ローマとしては5位や6位といった立ち位置に我慢できなかったというのもありそうです。いまはもう慣れちゃいましたけど…。
プ:たしかにあのときの俺らじゃない(笑)。2位や3位で普通だったのに、いまは5~6位で「普通だけど何か?」みたいになってる。
お:ですね(笑)。
プ:思い返せば、クリスタンテやエンゾンジが加入して、セットプレーが強かったのは印象に残っています。
お:ファシオやジェコもいて、長身揃いでしたね。
プ:それもあって、得点が各選手に分散していたのを覚えています。
お:このシーズンはジェコが不調で、リーグ戦ではエル・シャーラウィの11得点がチームトップでした。ファシオは5得点。コラロフは8得点。
プ:DF登録の選手とは思えないですね。すごい。ファシオはマノラスとのコンビが魅力的でした。マノラスは足が速く、ファシオは空中戦が強い。互いを補い合って、2人がコンビとしていい感じに成り立っていました。
お:CBは組み合わせが大切だったりしますね。マノラスはナポリでそこまで評価が高くなかったのはクリバリと似たような特徴であることが原因とよく指摘され、両者ともに好調とはいえなかった。
み:デ・ロッシの最後の方はどんな雰囲気だったんでしょうか?
お:あのときって「まだやれるのにな」みたいな感じがあったから、契約をあと1~2年は延ばしてほしいという声もありました。最終戦の当日は良いムードだったとは思うけど、本人ではなくクラブの意向で契約が切れる印象があって、ラストマッチに至るまではいろいろ言われてたと思う。
プ:いまでいうミランのイブラヒモビッチみたいに、まだチームを引っ張っていける感じはしましたね。デ・ロッシが主将になってそれほど年数も経っていなくて、ここでフロレンツィやジェコがカピターノになるのもなんか違うな、とは少し思いましたね。
お:結局その次のシーズンにフロレンツィがバレンシアに行ったのも、もしデ・ロッシがいたら違う結果になったかな…とか考えてはしまいます。
プ:デ・ロッシの退団が決まったときも「いきなり!?」という感じだった。フロレンツィは次期キャプテンとして期待されていたけど、タイミングが早かったかな、と思っちゃいます。
み:(ローマを応援している)歴が浅かったのもあって、そのときは案外あっさりと受け入れてしまいましたが、フロレンツィって半年しかキャプテンマークを巻いてなかったんですね。改めて考えると短くてショックですね。
プ:フロレンツィが使われなかった時期がありました。戦術的な理由があるんでしょうけど。
お:サントンが使われたりとか。
み:デルビーで起用されて、まあまあ活躍していた覚えがあります。
お:なにかひとつでも違えば、少なくともバレンシアに移籍することはなかったかもしれません。スピナッツォーラが右サイドをやっていたりもしたんだけど、ポリターノとのトレードが決まりかけたことがありました。これが成立していたら、フロレンツィはチームに残ったかも。ただ、ほかにもザッパコスタとブルーノ・ペレスも、右サイドの人員が多すぎた。
み:あのときスピナがいなくなってたら…と考えると、恐ろしいですが(笑)。
お:そうですね。それはまあ結果オーライってことかな(笑)。ほかにはなにか…。

み:この時期にザニオーロはサラさんと破局して別の女に手を出した。
プ:その当時のこと、いまでもたまに話題にあがりますもんね。
み:サラさん、次にエリーザさん、またサラさんに戻って、キアラさんと付き合って、別れて、そしてサラさんが妊娠していることが分かった。
プ:分かりやすいし、情報が正確(笑)。
み:あと、このあたりでパンデミックが起こってます。
プ:リーグ中断しましたね。
み:あの時期にトッティの自伝の日本語版が出た。
プ:学校の本を読む時間でトッティの自伝を読んでた(笑)。あとはリモートでロマニスタ同士が話をするようになりましたね。
み:19-20が初めて最初から最後まで試合をみたシーズンだったから、よく覚えてます。
プ:受験期じゃなかった?
み:シーズンが夏までだから、本腰入れる前だったかな。
プ:みぞの共テの当日の話、聞かせてよ。
み:デルビー見たね。見るつもりはあんまりなくて、「起きられたら」くらいに思っていたら、起きちゃったので。
お:すごい(笑)。
み:人生を長いスパンでみたら良い思い出ですよ。
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