VS BolognaFC Pagelle
- ayasupo
- 2019年9月25日
- 読了時間: 9分
BolognaFC 1 - 2 ASROMA
皆さんまいどどうも~、あやスポです
観戦されたロマニスタ全員が叫んだであろうボローニャ戦を振り返り、個人的に総括してみようと思います
まずはスターティングメンバー紹介
ASROMA
ベーシックフォーメーション:4-2-3-1
パウ・ロペス
アレッサンドロ・フロレンツィ(C)
ジャンルカ・マンチーニ
フェデリコ・ファシオ
アレクサンデル・コラロフ
ブライアン・クリスタンテ
ジョルダン・ベレトゥ
ユスティン・クライフェルト
ロレンツォ・ペッレグリーニ
ヘンリク・マヒタリアン
エディン・ジェコ
得点経過
アレクサンデル・コラロフ(49分)
ニコラ・サンソーネ(54分 PK)
エディン・ジェコ(90+3分)
私的pagelle(採点表)
*及第点評価:6.0としてます
パウ・ロペス:7.0
前半はほぼお勤めは無し
一転、後半途中からは大忙しのフル回転
ソリアーノのシュートを飛び出して防いだビックセーブでゲームの流れが相手に傾くのを喰い止めた点は大きく評価
足元の技術が高いという触れ込みで入った割に、毎試合フィードのミスが散見されるのはまだセリエ慣れしていないという事で大目に見よう
アレッサンドロ・フロレンツィ:6.5
今日も精力的に走り、時折コンビネーションで抜け出しチャンスシーンを演出
守備面でもカウンターをファウルで潰したりと及第点の活躍
チームが左からの崩しを意図した影響か、ユスティンとの攻撃時の連携が今一つだったのかは分からないが、重心を低めにし無難なプレーに終始したともみれるか
ジャンルカ・マンチーニ:5.0
相手のスタイルにも助けられ、前半戦は高いラインをキープし安定した守備を展開
後半も大きなミスは見られなかったが、判断基準が曖昧な主審の判定の犠牲者に
1枚目も2枚目も不可解に厳しい判定、特に2枚目は1対1の局面でもないし、明らかに相手がマンチーニにつっかけた形であり、相手を視認できてないマンチーニが腕を振ったと解釈するのは余りに酷
他のジャッジも含めこの審判はセリエAでゲームを裁く力は無かった
フェデリコ・ファシオ:6.5
怖い怖いと思いながらもこの試合は終始上手く立ち回った印象
コーチングを積極的に行い、要所要所を締めていた
強いて言えば相手のクリアを含むロングボールの競り合いはもっと勝率を高めて欲しい所
アレクサンデル・コラロフ:7.0
相手監督(シニシャ)を揶揄するわけではないが、今節のFKを観て兄貴の左足は”悪魔の左足”と呼称して差し支えないと改めて思わされた
SBなのに得点源、今季も4試合で3ゴール
今節は特に最後まで左サイドを駆け上がり続け、チームを鼓舞し続けた
PKの判定はボールに先に触れたのは兄貴だし、こぼれたボールの先には味方が居て相手が拾う可能性も皆無の状況、これも酷な判定だったと思う
ブライアン・クリスタンテ:6.5
ミステルの高評価は揺らがず先発し続けるクリスタンテ
序盤は相手が引き気味なのもあり、高めの位置取りで効果的な楔のパスを何本も入れていて好印象
だが後半は一転無難なパス、攻めのスピードを殺してしまうパスが目立った
後半相手が間延びしていたのでジェコやザニに強気なパスを狙って欲しかった
あと毎回言うけどもっと守備時にスプリントを・・
ジョルダン・ベレトゥ:7.5
中盤を試合中走り回り、兄貴が上がったスペースをカバーし、ボールを受けてシンプルに回し、クリスタンテの分も激しく寄せる
その上で最後の最後まで諦める事は無く、あの時間帯であれだけ力強いドリブルを見せつけチャンスを演出
ラジャとケヴィンを足して2で割ったような頼れる男、顔はだいぶケヴィンよりですけどね(笑)
ユスティン・クライフェルト:5.0
引き気味の相手に持ち味を出せず
積極的に仕掛けてなんぼの選手なんで、ガチガチに固められた真ん中に入るだけでなく、比較的緩めだったサイドで勝負を仕掛けて欲しかった
引いてくる相手へのファーストチョイスとしては少々厳しい所を露呈してしまったか?
ロレンツォ・ペッレグリーニ:7.0
相手がドン引きの構えで普段より気持ち高めに位置しプレイしたロッロ
中央に分厚いブロックを形成したボローニャ相手にスペースを産み出せず苦労する前半
前半終わりからサイドにもよく顔を出すようにし、そこから崩すという意図をもってプレイ
最後の最後もヴェレトゥの抜け出しに合わせしっかりと駆け上がり、足元深い位置に入ったボールを上手くいなしてジェコに優しいクロスを提供した
欲を言えばGKをおびやかすミドルが打てるようになると、こういった局面も打開できるか?
さらなる成長に期待したい
ヘンリク・マヒタリアン:6.0
縦への抜け出しを何度もトライするが、まだ欲しいタイミングでボールが回ってこないシーンが散見
守備は変わらず献身的でよく動き回ってプレイしていた
ミキとジェコ&コラロフとの連携向上が、ローマの今後の運命を担っていると思う
エディン・ジェコ:8.0
”これぞエース”というプレイを示し続けてくれたジェコ
マンチーニの退場で数的不利に陥るも、前線でチャンスを伺いシュートまで持っていく姿はロマニスタに逆転を期待させるに足る姿だった
そして試合終了直前、ラストワンプレーでのヘッド、マークする相手CBの視界から消えるニアからファーへの動き直しでフリーとなり見事に沈めた
世界中のロマニスタが叫んだであろう劇的ゴール、歓喜の渦の中心で微笑むその姿を目にした瞬間、彼のローマへの愛と忠誠を疑う者はいなくなったと思う
ニコロ・ザニオーロ:6.0
引いてくるチームを相手にする時、彼がもたらすものは大きい
ボールを納め独力で仕掛ける力強さは、間違いなく相手にとってプレッシャーとなったはず
シュートへの意識の高さもこういう試合では大きなプラスとなる
レオナルド・スピナッツォーラ:6.0
攻め上がりのタイミングが良く、ドリブルで仕掛けられる貴重なオプション
守備面でもしっかりと戻り、相手と適切な間合いをとり仕事をさせる事は少なかった
昨シーズンと比べてSBは彼の加入で確実に一段高いステージに上がった
ファン・ジェズス:6.5
えぇ、贔屓目です、贔屓目ですとも(笑)
でもね、第1節でTwitterアカウント閉じちゃうぐらい落ち込んでたJJが、早くも復帰し躍動する姿観たら、もうおじさん甘くなっちゃうんですわ!
そしてセオリーであれば一人少ない局面で時間を稼ぎたくなるリスタートを、素早くベレトゥに出した隠れた勇気あるプレイ
おじさん、もうそれだけで満足したよ・・
ミステル・フォンセカ:6.5
前半は相手の策にまんまと乗せられたような試合内容
しかし、それを直ぐに修正し、交代も決断が早く非常に効果的だった
そして最後まで諦めない勇気あるプレーをチームに体現させ、ロマニスタを歓喜させる勝利をもたらした采配に敬意を表します
ということで、土壇場で劇的勝利を収めたボローニャ戦でしたが、改めて今季のセリエは例年以上に楽に勝てる相手はいないなと思い知らされた試合でした
それと同時に、この試合を勝ち切る力をみせたチームに更に期待を増した試合でもありましたね
序盤は好調な相手チームが、半ば攻撃を放棄しているような5-4-1の形で、中央に人数をかけてローマのボール回しを妨害
その形にまんまとハマり、効果的な攻めができず逆にインターセプトからカウンターを受ける展開が続く
それに対し左に大きく張った兄貴を使ってゴールを狙う形に、途中で切り替えをみせたのは良い判断
ただ、逆サイドがユスティンなのでクロスによる攻めが余り効果的にならず、敵CB+冨安がジェコにまとわりつき仕事させないように務めた為、決定的なシーンを作るには至らず
右もユスティンが張る事で相手を広げ1対1を仕掛けるシーンを創出した方が、チャンスは多く作れたのではないかと思う、終始右サイドは沈黙してしまった
この前半を受けてハーフタイムで修正はあったと思うが、開始早々素晴らしい兄貴の直接FKが炸裂
あの距離で壁の上から巻いて落とされたら、スコルプスキはノーチャンス、撃った兄貴をただただ褒めるそんなゴール
追撃の手を緩めてはならないとザニ君を機能不全だった右サイドに投入、攻めの起点をしっかりと右サイドにも作る形に
しかしここでいつもの義務失点炸裂(笑)
ただこのPKに関しては前述したように個人的には納得していないジャッジ
このPKを決められ流れは一気にボローニャへ、サンソーネ・ポーリの仕掛けでピンチが続き、綺麗な崩しからソリアーノに決定機が訪れるもパウ・ロペスが神セーブ
試合を持っていかれそうな流れを堰き止めたローマが、両サイドを広く使い徐々に反撃を試みる展開に
ジェコやロッロのシュートであわやのシーンを演出していたローマに、試合終盤アクシデント発生
マンチーニが2枚目のイエローで退場に・・
明らかに試合をコントロール出来ていなかった主審によって下された疑惑のジャッジで試合の行方に暗雲が漂う
終盤、数的有利となり点を獲りに来たボローニャを相手に、諦めずカウンターでゴールを狙うローマ
そのまま一進一退で時間は経過し、通常アウェイチームであれば引き分けでもヨシとするところ、ローマの選手はみな勝ち点3を狙っていた
決勝点はまたもや怪しいハンドのジャッジを主審が相手に下したその直後の、JJのクイックリスタートから産まれる
ボールを受けたベレトゥが終了間際とは思えない力強いドリブルで疾走、後ろからのスライディングもものともせずピッチ中央方向に持ち運び右に開いたロッロへボールを届ける
ルックアップし中を確認したロッロが優しいクロスを出すとエースが完璧なヘディングで歓喜をもたらした
正真正銘のラストプレイで産まれたゴールに世界中のロマニスタが酔いしれた
自分視点で振り返ったボローニャ戦は上記のような感じです
良く勝てたなという気持ちと、よくぞ勝ってくれたという気持ちが混在していたのが試合後の自分の心情でした
アウェイとはいえ上位を目指すには落とす事の出来ない勝ち点を見事持って帰れたのは、昨シーズンと比較してチームとして大きな進展である
次節アタランタはクラブ初のCL出場を成し遂げた正真正銘手強い相手である
無敗を続けるローマの真価が試される一戦であり、優勝争いに名乗りを上げられるかどうかを試される一戦でもある
ミッドウィークの難しい試合でどのように立ち振る舞うか、選手の消耗なども考慮してチーム力を維持出来るか、とめどなく続く失点を喰い止める事が出来るか、注目すべき点は多い
木曜日の深夜という地獄のような時間帯ではあるが、共に闘えればなと思ってます
ForzaRoma!!
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