ロマニスタ観戦会 VS JUVE
- ayasupo
- 2020年1月17日
- 読了時間: 12分
更新日:2020年1月17日
↑ リゴーレぶち込む直前の変態王子とぐったりピヤの図(笑)
ASROMA 1 - 2 Juventus
皆さんまいどどうも、あやスポです♪(≧▽≦)
自身のTwitterとかでも言うてましたが、先週末JohnDoeさん主催の
「ASROMAGIAPPONE プチ観戦会」
に参加してきました~
普通であれば恰好の記事ネタになるであろう企画に参加したのに、更新が今の今に至ったのは皆さんご存知のようにあの試合内容にあの悲劇の存在です・・
試合を振り返るのに丸3日を要しましたが、折角参加出来たのでそちらのレビューを交えつつ、試合振り返り&採点表も行ってみようと思います
因みに観戦会の詳細報告は記事の最後にする予定
最後に楽しい事書けば少しは気持ちも紛れると思うので・・
では、いつも通りフォーメーション紹介からどうぞ
ASROMA
ベーシックフォーメーション
4 - 2 - 3 - 1
GK:パウ・ロペス
SB:アレッサンドロ・フロレンツィ(C)
CB:クリス・スモーリング
CB:ジャンルカ・マンチーニ
SB:アレクサンドル・コラロフ
DMF:アマドゥ・ディアワラ
CMF:ジョルダン・ベレトゥ
SH:ニコロ・ザニオーロ
OMF:ロレンツォ・ペッレグリーニ
SH:ディエゴ・ペロッティ
CF:エディン・ジェコ
*マンチーニと相撲さんの位置がミスで反対になってます
基本位置は逆ですが試合の局面ではこの配置になる事も多かったのでお許しください
得点経過(ローマ)
68分:ディエゴ・ペロッティ(リゴーレ)
(ジェコ左サイドクロス ⇒ 逆サイドウンデルヘッド ⇒ 相手ハンド)
私的pagelle(採点表)
*及第点評価:6.0としてます
パウ・ロペス:5.0
2点目、ゴールキックからのリスタートでベレトゥに出した点が致命的マイナス
しかしそれもチームの約束事を守る前提での選択である点は考慮されて然るべき
前半終了間際や後半カウンター時にみせたセービングは、チームを最後まで試合に残してくれた
アレッサンドロ・フロレンツィ:6.5
個人的には前節トリノ戦も目立った活躍こそないものの、攻められるような内容ではなかったと評価しているが、今節は守備時のミスもほぼ無く効果的なクロスを何本も入れており及第点以上の評価
北川さんがかな~り批判的な意見を述べられていたが、少なくともこの試合の中では良い出来の部類、おそらく期待値の高さ故の叱咤なんだろうと解釈しました
ジャンルカ・マンチーニ:6.0
1失点目の起点となったセットプレーに繋がったファウルは、笛を鳴らすには厳しい判定
情状酌量の余地あり
ピピータとのマッチアップ等、後半点を獲りに行っているが故の厳しい局面を上手く凌いだ
クリス・スモーリング:6.0
セットプレーでクリアしきれず失点に繋がったがあれは不可抗力
悔しいがキッカーとちゃんとファーサイドに人を配置していた敵を褒めるべき
ロナウドには手を焼いたがあとは概ね任務を遂行した
アレクサンドル・コラロフ:5.0
守備時はマークを外される局面が多く、攻撃時も有効なクロスを送れずに相手DFに引っ掛ける事が多発
FKという飛び道具はもっているが、それ以外のプレイでは精度を欠く出来が続く
アマドゥ・ディアワラ:7.0(個人的MOM)
ユーベのインテンシティが強いハイプレスを受けるも、それすらいなしてボールを回す姿に感動
攻撃時も勘所の良い位置取りで作り直しをもらい、攻撃の組み立てに寄与
クリスタンテもディアワラの存在でより輝きそうな期待有り、プレミア勢がスカウト送るのも分かる出来
ジョルダン・ベレトゥ:5.0
2失点目に繋がるPKを与えた印象が強いが、あの時点で渡されてロングボールも蹴るなとなってたら、あぁなるのも無理は無い
ただそれ以外も攻撃面での寄与が無く、特にこの2試合は相手に脅威を与えるプレイも皆無
得点に絡むエリア内への飛び込みや、視野の広さを活かした素早い逆サイドへの展開で一定の貢献をしてくれないと、チームの得点力不足へと繋がってしまうので要改善
ニコロ・ザニオーロ:6.5
1失点目のセットプテイはザニ君の簡単なロストから繋がってしまった点はマイナス評価だが、唯一ユーベに穴を開けてくれそうな期待感をもったプレイを披露
最後のドリブルは彼の体幹の強さとテクニックを、まざまざと見せつけてくれたワンプレーであった
完全復活を祈り続けます、Forza Nicolo
ロレンツォ・ペッレグリーニ:5.0
この日は全てが噛み合っていなかった
無茶な仕掛けや可能性の無いシュートを打たされ、ファンタジーアも発揮できず
シュートとコンビネーションプレーの練習に取り組んで欲しい
無理にシュートを撃たなくていい、君のファーストチョイスはパスが良い
ディエゴ・ペロッティ:6.0
元チームメイトとのリゴーレという難しいシチュエーションも着実に沈める正に職人芸
仕掛けでもアクセントになっており、ジェコにあわやのクロスも供給
もう一歩進んでゴールを狙っていって欲しい
エディン・ジェコ:5.5
ストライカーとして専念できるようになったジェコだが、逆にプレイエリアが狭まり窮屈そうなプレイが続く
最終局面でのエリア内の人数が圧倒的に足らず、セリエの屈強のCB陣に挟まれては流石のジェコもお手上げ
足元の技術が高くターンも上手いジェコ、単純なクロスではなく足元にもっとボールを付けてあげて欲しい
ジェンキズ・ウンデル:5.0
ヘッドでサンドロからPKを奪ったが、ウンデルに求めているプレイは今節も影を潜めた
その割に守備意識が低く相手への寄せも行わない以上、独力でゴールに繋がるプレイを披露できなければ序列が下がるのは必至
下手に弱点を補うのではなく圧倒的個の力をみせて欲しい、それが出来なければ現金化もやむをえないか
ブライアン・クリスタンテ:6.5
負傷時にはディアワラの台頭で「復帰後何処で使えばいいの?」と揶揄されていたが、自身で直ぐにアンサーを叩き出した
中央を使う意識がある唯一の選手であった(笑)
ミドルも期待できる選手、攻撃的にいきたい時にベレトゥに変えて使う事が出来るのはチームとして大きい、期待大
ニコラ・カリニッチ:SV
ミステル
パウロ・フォンセカ:5.0
相撲さんに当たりコースが変わって決められたセットプレーはともかくとして、2失点目の要因は監督の意向を組んでのチームプレイが主要因なので弁解の余地は無し
新ルール導入してGKからショートパスで繋ぐプレイを採用するが、ピンチになってもチャンスに結びついたのを見たことが無い
ただ、ポゼッションを上げる為ではハイリスク・ローリターン、セットで相手MFとDFのライン間に如何に効率良く安全に素早く持っていくかのパターンを複数用意して浸透させてからでないとメリットは見出せないと思うので、個人的には強い縛りは止めて欲しい
採点はこんな感じになりました
が、個人的に甘め採点な人間ですんで、ぶっちゃけ試合内容でいうともっと全体的に評価を下げても良いと思います
・立ち上がりの時間帯で立て続けに失点
・チームとしての最終ラインからのビルドアップ時のバリュエーション不足
(敵ハイプレス時対策方法の有無&意識共有の不徹底?)
・前半相手にほぼ為す術なく、容易に後ろで時間を消化された点
・サイドからのクロス一辺倒と撃たされたミドルしか無い攻撃パターンの脆弱さ
後半70分過ぎからローマが息を吹き返したように見えたのは、相手の交代が失策で敵の最前線のプレスの連動が緩くなると同時に、フォーメーションの噛み合わせも良くなり、更にカウンター狙いにシフトし重心が下がった事でビルドアップが容易になったのと無関係ではない
そこら辺も語りたいが書ききる気力と時間が無いので、個人的に大きな問題点と思う2失点目、リゴーレを与えてしまったシーンの振り返りを行いたいと思います
*リゴーレを与えたシーンの配置(一部推測)
問題のシーンの配置ですが、先ずコラロフ・ロッロ・ジェコの位置が映像何度も見返しましたが写っておらず推測となります
また相手方ですと、ピヤニッチ・サンドロ・両CBは同じく見切れており、セオリーに沿った配置をしております、ご了承ください
このシーンはGKからのリスタートで始まります
ローマは原則としてゴールキックに長いボールを蹴る事を嫌っており、大半はCBをサイドに張りディアワラをセンターに置いてビルドアップを始めます
しかしこの時、マンチーニはサイドに張っていましたが、相撲さんはまだエリア内におり、しかも付近にディバラが居る状態
更にボールを受けたベレトゥとディアワラも、ディバラ・ロナウドを背負っており、更にラムジーも直ぐに寄せられる位置取りをしていました
ロッロはおそらくピヤニッチが近くに位置取りしていたと思いますし、左サイドの二人にはラビオが、ザニオーロの背後にはマテュイディがインターセプトを狙っている状況でした
ここで失点の焦りからか、素早く始めたパウがエリア直ぐ外のベレトゥにパス、それに少し驚いたか彼がもたつき、出し所を探そうとたその瞬間にディバラから後ろから引っ掛けられ、追いかけてエリア内で相手を倒してしまいリゴーレとなりました
もし繋ぐのであれば冷静に両サイドにCBが開いた後、どちらかに出せば良かった話であり、最悪早くリスタートがしたかったにしろ、その場合の出し所は危険な位置にいたベレトゥではなくマンチーニが正解だった
ただし、問題なのはその前段階の話であり、観戦会でのツイキャス配信でも言いましたが、
「ローマがこのビルドアップに拘る理由はあるのか?」
「リスクとリターンが釣り合っているのか?」
ローマ情報の大御所「ローマ速報」さんの記事内にも、類似した質問が記者からミステルにあったと報じられてましたが、私も大いに疑問をもっています
今回の件は出し所とタイミングをパウがミスしてしまったと言い訳はできますが、シーズン前半にもこういったビルドアップ時に相撲さんやコラロフ兄貴が引っ掛けられるシーンがあったんですよね
無論、ロングボールを蹴って50/50(ローマはジェコおるので60/40ぐらいですが)に挑むよりは、確実にマイボールとなるショートパスの方が良いのは決まっています
ただ、相手にしても自軍ゴールから遠いので積極的に仕掛けられる、蹴る前にある程度配置につく時間がある、奪えれば敵ゴールを直ぐに狙える、となるので、積極的に狙ってくる場面にもなります
特にCBに対人能力に長けている選手がいれば、ボールを獲りに行ったがロングボールを蹴られた時のリスクも抑える事が出来ます
(競り合いで弾き返せる、裏に流れても追いつく事が出来る能力、いわば相撲さん的な)
CBが獲れないまでも遅らせてくれれば特に体力のある前半等は、スプリントで帰陣しハイプレスからブロックでの守備に移行できる
体力や相当レベルのプレスのチーム練度は必須ですが、守備側には仕掛けるメリットが多いんですね
因みにシーズン序盤のローマがやたら失点が多かったのは、ファシオの対人能力が低いのに練度の低いハイプレスを仕掛けた事と無関係では無いと個人的に思ってます
では攻撃側のメリットはというと、ゴールキック時のボールを確実に保持できる、ポゼッションを高める事が出来る(時間を使える)、前に敵を引き付けてカウンター、もしくはライン間のスペースを狙ってチャンスを作り出す、他にもあると思いますが、自分が思いつくのはこの辺り
例えばブレッシアやSPALのようにハイラインを引いてこず、前からのプレスも皆無なチームであれば、リスクも低いし自分たちでリズムを産み出せるので全然有りだと思います
またハイプレスを上手くいなせれば、例えば対フィオレンティーナ戦、70分過ぎに相手が追いつこうと前掛かりにプレスをかけた際に、フロレンツィがダイレクトで前方のロッロにダイレクトを通した時のように、決定的なチャンスに繋がるメリットは勿論あります
が、そういった相手のプレッシングの裏のライン間に運ぶパターンを幾つか確立し実践できないと、とにかく1対1では負けないをモットーに激しく寄せてくるアタランタや、中盤に無尽蔵なスタミナを持つ選手を備えるインテル、組織だって必要な時に必要な分連動して仕掛けてくる熟練のユーベといったチームとやると、メリットよりデメリットの方が大きくなると思います
ローマはハイプレスに弱いと仰る方が、自分のTwitterのフォロワーさんでもよくいらっしゃいますが、個人的にはこの点に全て集約されるのではないかと思ってます
いうて、相手のサポーターさんでローマにハイプレス掛けても大抵いなされる・・とか、外されて直ぐにエグイカウンター喰らう・・とか、ネガティブなイメージもってる方いないと思うんですよね
なので、ボールの運び方の練度が一定の水準に達するまでは、ロングボールを多用した早い攻めも選択肢に入れないとしんどいと思います
まぁハイボール選択時の受け手と成り得る一人ザニオーロが離脱し、ハイボールのリスクは上がっちゃいましたが・・
ただ言っても今年はまだローマにとってはゼロイヤー、本格的な仕上がりは少なくとも来季以降であると思うので、今季は無理せずよりセーフティな選択をチョイスしたり早い攻めも意識していくようルールを改良していって欲しいなと思います
以上が試合内容振り返りとなります
そしてここからは観戦会のお話を少々・・
Johnさん主催の観戦会への参加は昨年に続き2回目ですが(言うてまだ開催数全2回ですが(笑))、今回も楽しませて頂きました♪
ツイキャス聴いてらっしゃった方には薄々伝わってるかもしれないですが、自分べしゃり大好き人間でして、ツイキャスは多くのロマニスタの方々と交流できてめちゃくちゃ内心楽しんでます
まぁ今回はJohnさん・自分とフットサル終わりで疲れ果てていて、前回よりテンションは低めでしたが(笑)
色々と絡んでくださった皆さんに改めてこの場でお礼を言わせて頂きたいと思います
「ありがとうございました、また機会があればよろしくお願いします!!」
そして今回は参加者が最終的に5人もいてくれたのが嬉しかったなと
懇親会等で何度もお見掛けしているMagicaさん
交流フットサルで大活躍だったガイエルさん
そして諸事情から深夜遅くになるも電撃参加してくれた白狐魔丸さん
年齢層もバラバラで最年少の方と比較したら、自分なんて余裕のダブルスコア越えですからね(笑)
おっさんロマニスタとして残された比較的自由に動ける時間を捧げ、新たに本格始動した【ASROMA GIAPPONE】を盛り上げようとこっそり奮闘してますが、それを共に担い引き継いでいってくれるであろう情熱に溢れた若い人材達がこんなにいてくれるという事の喜びを、新年会でロマ速・如月さんが急にブッコんだ真面目調トークを思い出しながら噛みしめてました(笑)
リアルタイムの試合観戦会なので、ど~しても時間帯がエグくなるのは避けれませんが、Johnさんドンドン企画していくようなので「自分も行ってみたい」と思う夜出歩いてもポリスに怒られない年齢のロマニスタの皆さん、是非おいでませ!
あとASROMA GIAPPONEのHPで募集が出来るようになり次第、自分も
「ロマニスタで集まって球を蹴る会」
「フットサル」
「Skype観戦会」
等の温めてる企画を始動できればと画策し下準備仕込んでますので、HPの進化をもう暫しお待ちください!
更にロマニスタの役に立つかなぁ?というブログネタを今2つ温めてまして、それも早いうちに投稿できればと思ってます
その為にはこの試合振り返り系の記事のボリューム落として簡略化しないと、時間的に無理ゲーですが(笑)
以上、あやスポでした
最後までお付き合いいただき全力感謝!
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