第16節 VS SPAL戦 課題多い内容
- ayasupo
- 2019年12月21日
- 読了時間: 11分
ASROMA 3 - 1 SPAL
皆さんまいどどうも、あやスポです
いやぁ、今年も残り僅か10日あまりですよ!(執筆時20日)
同胞の皆さんは一年間どのように過ごされましたか?
あやスポの2019年はというと・・・
「次の給料日とローマ戦まだかなぁ・・・」
って日々思って過ごしてたら、一瞬で過ぎ去っていきましたわ…(´-ω-`)
「来年こそは資格の一つでも取得目指してまた勉強もしようかのぉ」とか今現在思ってますが、まぁ多分師走のこの時期に今と同じこと思いながら、今と同じように締め切り(次の試合)に追われながらブログ書いてそうな未来しか見えませんけども…(-_-;)
でもまぁロマニスタとしての経験値は、この一年ではぐれメタル2桁殺害成功したレベルで跳ね上がったんで、総じて考えれば良い一年だったと思います、そこ最重要!(笑)
という事で、色々と尻に火が付いた状態でお届けするSPAL戦のお話ですが、今回は↑のロマニスタ的レベルアップの大きな一因となる経験、リアル観戦会に参加して参りました♪
こちらで自分同様記事を投稿されているJoneDoeさんの呼び掛けで、月曜の丑三つ時という想像し得る試合時間の中で最も過酷な環境に敢えて挑もうという漢気企画(笑)
自分・Joneさんに加え、ASROMA GIAPPONE代表のおしょうさんと3人で挑戦!
当日は試合前から自分は初体験だったキャス配信(?)が行われ、嬉し恥ずかしでしたが色々と喋ってきました
慣れない点は多々ありましたが、Twitterの仲の良いロマニスタの皆さん達がコメントを下さり、個人としては終始楽しんで出来ました、当日絡んでくれた皆さんには改めて「ありがとうございました」と言いたいです♪
企画としても観戦会と共に、ASROMA GIAPPONEで定期的に出来たら楽しそうやなと思いました
過酷な環境を共に戦った(笑)戦友のJoneさん、おしょうさん、本当にお疲れさまでした~(≧▽≦)
…ただし、いうて肝心の試合はというと、結果は満足も上を目指すチームとしてみれば決して手放しで喜べる内容ではなかったと、自分個人は考えております
そこら辺の話を今回は出来ればなと考えてます
それでは恒例の選手総評、いってみましょう♪
ASROMA
ベーシックフォーメーション:4-2-3-1
パウ・ロペス
アレッサンドロ・フロレンツィ(C)
メルト・チェティン
フェデリコ・ファシオ
アレクサンドル・コラロフ
アマドゥ・ディアワラ
ジョルダン・ベレトゥ
ニコロ・ザニオーロ
ロレンツォ・ペッレグリーニ
ディエゴ・ペロッティ
エディン・ジェコ
得点経過(ローマ)
53分:ロレンツォ・ペッレグリーニ
(コラロフ ⇒ ミドルシュート(ディフレクションでコース変わりゴール))
65分:ディエゴ・ペロッティ(リゴーレ)
(ロッロ ⇒ ジェコ(背後から倒されリゴーレ獲得))
83分:ヘンリク・ミキタリアン
(フロレンツィ、マイナスグラウンダークロス ⇒ 中で合わせる)
私的pagelle(採点表)
*及第点評価:6.0としてます
パウ・ロペス:6.5
開始11分のペターニャとの1対1を止めたのは大仕事
リゴーレの局面でのパスはパウに非は無いと判断、後半仕事はほぼ無し
アレッサンドロ・フロレンツィ:7.5(MOM)
12分のダイレクトでのワンツー突破に代表されるような、ロッロとのコンビネーションでの持ち運びや抜け出しを何度もトライし、攻撃の形を作っていた
その最たるシーンがインターセプトからアシストまで持って行った83分のシーン、このシーンでもロッロ&ザニとポジションを入れ替えギャップに入り込みゴールへ繋げた
5分過ぎの高い位置でのアグレッシブなプレスが戻ってきたのも好印象、観たかったカピターノの姿がそこにはあった、この試合一番の収穫
メルト・チェティン:6.0
久々の試合となったが、守備面では前に出てはいなされるシーンが印象に残る及第点には少し劣る出来であったが、組み立てでの寄与は上々の出来
フェデリコ・ファシオ:5.5
序盤に裏を何度か抜かれたり、マークのずれが目立ったりというシーンもあったが、通してみれば無難な出来
ただし、正直相手に恵まれた感はあったと思う、スピードの速い選手が居なかったのが幸いした
アレクサンドル・コラロフ:5.0
リゴーレを与えたシーンを始め、コントロールミスや意思疎通のズレが目立ってしまった試合
20分、32分とコンビネーションや裏抜けを狙ったシーンは良かったが、中の選手と息が合わず
アマドゥ・ディアワラ:7.0
完全に自身の力でポジションを勝ち取った
この日も組み立ての中心となり、あらゆる局面で顔を出しボールを動かし続け、チームにリズムをもたらし続けた
守備面でも変わらず良いポジション取りで、ネガティブトランジション時のリスクケアも問題無くこなしていた
ジョルダン・ベレトゥ:6.5
精度の高いサイドチェンジ、チームに推進力を与える持ち運び、激しいチェイスと持てる力を惜しみなく出していた
後述するが攻撃の最終局面でもっと顔を出して欲しい
ニコロ・ザニオーロ:6.0
起点となる楔のプレー、キープ力、右サイドでの連携、一定以上の成果を出していた
但しチームとしてみると彼の位置は点を獲る役割がメイン
より中でもらう動きやワンツーでの抜け出し、ミドルシュートなど得点を狙ったプレイを増やして欲しい
ロレンツォ・ペッレグリーニ:7.0
右サイド左サイド関係なくボールに絡み、後ろで詰まれば下がって自分でボールを動かす
余裕を与えれば危険なパスを狙い続ける彼は、間違い無くSPALにとって脅威だった
同点弾は精度が低くラッキーだったが、得点を狙う姿勢を評価したい
ディエゴ・ペロッティ:6.5
敵の合間を掻い潜り、エグイ角度で中に切り込む変態ドリブルが戻ってきた
更にVARの影響で爆増したリゴーレを安心して任せられるキッカーが居る事は、今後とてつもなく大きい力となる気がする
エディン・ジェコ:6.5
鋭い反転シュート、楔のプレイ、そしてPK奪取
課せられたタスクはこなした、フロレンツィのクロスと合ってくると本人のゴールも増えていきそう
ヘンリク・ミキタリアン:6.5
10分強の途中出場で1ゴール、連携面での未成熟さは未だ散見されるものの、現ローマ陣営では貴重な得点機にダイアゴナルランでエリアに良く入ってくる選手
先発も可能だしジョーカーで出しても面白い、ミステルにとって貴重な駒
ミステル
パウロ・フォンセカ:6.5
EL WAC戦からチームのモチベーションを駆り立てたのはお見事
攻守のバランス(特にやや守備に比重を置いた)を高いレベルで保ったチームを、怪我人だらけのチーム事情の中構築した手腕もお見事
しかし、リーグ戦でさより高い順位を目指すとなると攻撃のパターンが乏しい
特にエリア内にかける人数の少なさは気にかかる所、今後更に上を狙うなら攻め時の位置取りやコンビネーションにもう一工夫欲しい
つうことで、今回のMOMはカピターノに決定♪
えぇ、贔屓入ってますよ、贔屓!
勿論それだけではないですが、この試合のフロレンツィは昨シーズン自分らが未来を託したあの時のフロレンツィに戻っていたと思いましたのでね!
分析&総評
前半リードして終えるも、結果は3点奪っての逆転勝利
懸念のアレも先発した上でアシストという結果も出し、この試合を良い試合と振り返る方も多いと思います
しかしまぁそこはひねくれ者(?)のあたくし、諸手を挙げて喜ぶ内容ではなかったと評価しています
では何処に問題点を見出したかとなる訳ですが、対戦相手に失礼な言い方をしてしまう事を先に詫びた上で言わせて頂きますと、
・SPALは現在最下位、攻めも守りもその理由がプレイにも表れていた相手であった点
・相変わらず同点、ないしビハインドの局面で、流れからのゴールが少な過ぎる点
この2点を挙げたいと思います
先ず1点め、相手のレベルがいうて低かったという点について、幾つか試合中にあったシーンを紹介しながら説明したいと思います
16試合を終えてSPALのゴールはたったの10ゴール、これは全20チームで最下位の成績です
実際の戦い方を振り返ってみても、基本守備時は5バック+ボランチ2枚が深い位置を取り、2トップと8番のヴァロッティがある程度中盤でプレスをかけるだけで、アウェイという事もあるでしょうが基本はドン引きロングボールカウンター狙い
攻撃時もSBや中盤の上がりは遅く、基本は攻撃は2トップ+8番で終わらせる、ファウルかCKを獲得できれば御の字といった形を、ビハインドになるまではずっと繰り返していた
(言うて、ファシオとチェティンの2枚なら、それで結構有効であるのも事実(笑))
前半11分にみせたペターニャの突破からのチャンスシーンは、SPALがあわよくばと狙っていた展開だったと思います
前半、15分~25分辺りにラインを押し上げて、マンマーク気味のハイプレスを試みていたが、仕掛けるタイミング、寄せの甘さが目立ち、ワンサイドに追い込んだ上で人数を掛けて奪いショートカウンターという形には昇華していない中途半端な仕掛けであった
同じセリエのチームでも、アタランタはおろか先日のエラス・ヴェローナの精度には到底及ばない練度であった
40分過ぎに得たリゴーレのシーンは高い位置へのプレスを仕掛けた事で獲得したものだが、これはコラロフのコントロールが乱れて得られた棚ぼた的なモノ以外の何物でも無いと思う
65分にリゴーレで逆転されてからは、逆三角形の形に中盤の並びを変え3トップ気味の配置にして前に人数をかけて仕掛けるも、前線に持っていく段階でのボール運びにミスが散見される有様で攻撃でも練度の低さが目立つ
決定的となったローマの3点目もパスミスをフロレンツィが拾ってからの展開であった事を鑑みれば、少なくとも現時点でチーム間に埋め難い実力差があった事は否めないと思うし、そういった相手に付き合ったような試合内容を手放しでは喜べないのである
前半終了時、「勝ち点を落とすかも?」と多くのロマニスタを不安に陥れた要因、それが2点めに挙げた
「リード時以外の流れの中でのゴールの少なさ(パターン化された攻めの少なさ)」
見方によってはローマがボールを終始支配していたと言える内容ではあったが、自分の見立てでは「攻めあぐねた印象が強い試合」だ
立ち上がり直後のフロレンツィのワンツーでの突破や6分にあったジェコの反転シュート、更に12分にフロがワンツーで突破しジェコに合わせたシーン等、あと一歩と呼べるシーンを多く作っていたローマであったが、5~6バックを形成しボール周辺には2~3人掛けて自由を与えないSPALの引いた守りに対し、ローマは裏を狙ったパスやサイドからのクロスに偏りシュートシーンを産み出せずに時間を浪費していく
時折コラロフやザニオーロが深い位置まで運んで中に折り返すシーンも、中の選手は大抵2枚程度で更にニアに入って合わせようという動きも誰もなく、相手としては跳ね返しやすい単調な攻めが目立っていた
こういった局面でエリア内に入ってくる選手の動きと数が少な過ぎるのが、ローマの大きな課題と感じるところの一つであり、更にそもそもクロスや裏へのパスに偏る攻め方のバリュエーション不足は上位陣になればなるほど相手が対策しやすい攻撃になってしまう
この試合でいえばザニオーロ・ペロッティが中に入ってフィニッシュする意識を高め、ジェコやロッロとの距離を詰めコンビネーションでの崩しを狙っていく形は、引いた相手を崩すには有効である
選手間のコンビネーションは一朝一夕で身に付くものではないが、位置取りや動き方はチーム戦術として修正できる部分である
また中の枚数不足に関しては、ロッロはともかくベレトゥにも逆サイドでの仕掛けがあれば、呼応して中に飛び込む意識は徹底させないと攻撃に厚みが生まれてこないと思う
(適性や本人の苦手意識もあると思うが、ベレトゥのゴール意識はもう少し向上させるべきである)
無論、守備とのバランスは必要であるし、ベレトゥの位置を上げればその分ネガティブトランジション時のリスクが増大するのは避けられないが、今回のように相手が隠したでドン引きサッカーを展開した時、またはリスクを負って攻めるシーンでの攻めのバリュエーションを増加させる取り組みは意図して増やしていって欲しいと切に思う
1点目のミドルシュートは撃ったコース自体は甘い、撃てば何か起きるかもしれないレベルのやや苦し紛れなモノであったし、3点目の崩しからの得点も相手が前掛かりになっていたからこそ生まれたゴールであるのだから
単調なクロスや裏狙い中心では上位のユーベ・インテル・隣の奴らの守備をこじ開ける事が至難であるのは間違いないだろう
…という事でお届けしましたSPAL戦振り返り
注文を多く付けましたが、今後控えるユーベや前半戦圧倒された隣とのリベンジを考えれば、必要な要素だと考えてます
攻守のバランスを見出す事に成功したミステルには、是非オプションを増やしていって欲しいと思います
とはいいつつも、上位陣が勝ち点をこぼした節でしっかり必要な勝ち点3を確保したのは素晴らしい事ですし、なによりカピターノが戦術的なチョイスでスピナを上回って起用されたのも大きな朗報
スピナの左SB起用を含め、ミステルには上手に運用しカピターノの良い部分を引き出していって欲しいなと一ファンとして願っています
本日21日早朝には年内最終戦となるアウェイ、アルテミオ・フランキでのフィオレンティーナ戦が控えています
勝ってトップ4で新年を迎え、チームが更に躍進するよう今日も元気に全力応援!!
Forza Roma Sempre‼
(締め切り間に合って良かった・・・(´-ω-`)
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