top of page
検索

第9節 VS ACMILAN Pagelle

  • 執筆者の写真: ayasupo
    ayasupo
  • 2019年10月29日
  • 読了時間: 12分

ASROMA 2 - 1 ACMILAN


皆さんまいどどうも~、あやスポです

記事を書くも書き終わるとこまで時間がとれず、ちょっとご無沙汰してました

それにしてもカリアリ戦・サンプ戦・ボルシアMG戦と、ロマニスタにとって苦行ともいえる試合が続きましたねぇ


まるで天に、




「お前は本当にロマニスタだと言い切れるのか?」




と問い質されているかのような試練の連続、それも試合内容もさることながら負傷者の連鎖と不可解なジャッジという試練、辛過ぎるって・・( ;∀;)


そんな嫌なムードを断ち切ってくれたのが、先のミラン戦での勝利!!

そんなミラン戦を振り返ってみようと思います♪



まずはスターティングメンバー紹介



ASROMA

ベーシックフォーメーション:4-1-4-1



パウ・ロペス

レオナルド・スピナッツォーラ

クリス・スモーリング

フェデリコ・ファシオ

アレクサンデル・コラロフ

ジャンルカ・マンチーニ

ニコロ・ザニオーロ

ジョルダン・ベレトゥ

ハビエル・パストーレ

ディエゴ・ペロッティ

エディン・ジェコ(C)




得点経過



エディン・ジェコ(38分)

(右CK ⇒ マンチーニ ⇒ )


テオ・エルナンデス(55分)

(カラブリア ⇒ )


ニコロ・ザニオーロ(59分)

(ジェコ ⇒ )



私的pagelle(採点表)

*及第点評価:6.0としてます

(ここがいつも長過ぎるんで、今回からはなるべく2~3言で終わらせるよう意識(笑))



パウ・ロペス:6.5


DF陣がコースを限定しパウがしっかりとセーブする、基本のプレイが出来ていた

失点は相撲さんへのディフレクションでありパウはノーチャンス

フィードキックでラインを割っちゃうのが玉に瑕



レオナルド・スピナッツォーラ:6.0


前半は攻め、後半は守りで躍動、ロングスプリントを何度も繰り返し貢献

失点シーンのマークのずれと、ザニ君との縦関係の連携不足がマイナス評価

右サイドバックの先発の地位を確固たるものとした印象、コラロフのターンオーバーを考慮し左でも起用してみて欲しい



クリス・スモーリング:7.0


Mr.パーフェクト、今夜の犠牲者は好調だったラファエル・レオン

あらゆる局面でのデュエル、エアバトルに勝利し、相手シュート時もキッチリコースを消す位置取りを取っていた

失点は懸命にコースを消しに行った際の不可抗力、ファシオとの関係性もより向上



フェデリコ・ファシオ:6.5


立ち上がりこそ攻守共に精彩を欠いているかのように見えたが、前半途中からは落ち着いたプレーで相手の攻めを阻んだ

足が速くカバーリング範囲の広い相撲さんがいるお陰で、マノラスが隣にいた時のような安心感をもってプレイできる環境が功を奏しているか

負傷者続出の影響でチームの守備時の重心が低め設定となっているのも好影響



アレクサンデル・コラロフ:6.0


ボルシアMG戦では疲労の影響か、完全に試合から消えていた我らが兄貴

この試合でも運動量自体は省エネ志向だったが、明らかに要所要所でのプレイの躍動感はボルシアMG戦よりは↑

高い位置に上がりクロスを上げ、終了間際はダイビングヘッドで気迫のクリアには感動、ただ失点時のスローインからの流れでクロスを上げさせてしまった点はマイナス評価

(周囲にいた選手も含め)



ジャンルカ・マンチーニ:7.0


負傷者続出でミステルが導き出した答えが4-1-4-1、そのキーマンがマンチーニの存在

ボルシアMG戦に続き、本人が若い頃に経験した事のあるアンカーの位置で、パス回しにプレッシングにと大車輪の活躍

特にパスは一列上がってプレッシャーが増すはずなのに、CB時よりミスが無かった、失点時のポジショニングミスが無ければジェコと並び個人的MVP候補だった



ニコロ・ザニオーロ:7.0


試合中での消え癖がなかなか消えないザニ君だが、この日は攻撃に守備にと躍動

落ち着いて華麗に決めた得点シーンもそうだが、それ以上に気に入ったのがサイドラインから中に持ち出し放った強烈なミドル

今ローマに足りない要素が強烈且つ枠を捉えるミドルを撃てる選手、今後も継続して欲しい

逆に攻撃の組み立て時に必要以上に外に開き、スピナのコースを消してしまう位置取りをしてしまう悪癖は要改善



ジョルダン・ベレトゥ:6.5


今日も豊富な運動量を活かしチームに貢献

一列前に上げた事が功を奏し、メディアーノに課せられた守備のタスクから解放された事で彼の行動範囲が広まり、結果としてよりチームの守備に貢献している

ベレトゥが隣にいる事でパストーレの守備担当エリアが狭まり、攻撃時に力を振り易くなったのも大きい

ショートパスよりロングパスの方が精度が高いという変わった特徴も持っている(笑)



ハビエル・パストーレ:6.5


前半途中までのエル・フラーコの出来はお世辞にも良いとは言えずむしろワーストと呼べる出来であった

(特に守備時の運動量の少なさ、覇気の無さは、観ていて好きが故に頭を抱えた)

しかし、彼は突如蘇った、攻撃面で惜しいシュートを立て続けに放ち、ドリブルで股を抜きまくり、前線で一人囲まれても独力でCKを獲得した

そして試合終盤まで激しく強く走り蹴り続けた、ローマはそしてロマニスタはエル・フラーコのこの姿をずっと待ち続けていたんだ



ディエゴ・ペロッティ:6.0


復帰直後の為、出場時間は限られたがロッロ不在で連携面で精彩を欠くローマの左サイドに、エネルギーを注ぎ込んでくれた

守備も自陣深くまで戻り献身的に行った、ウンデルが復帰し彼がフルで出られるようになると前線に厚みと選択肢が戻ってくる、楽しみ



エディン・ジェコ:8.0 (個人的MOM)


カピターノの腕章を巻いた時のジェコはやはり違う

チームへ勝利を捧げるための責任感を一身に背負い、ただ勝利の為に走って走って走って、そしてゴールという結果で勝利をもたらす

本来ピッチで闘っていてはいけない負傷者ですからね? 頬骨、骨折してますからね? あのマスクお洒落目的じゃないですからね?

自分からジェコに言えるのはチープですがたった一言、

Grazie Edin!



ミルコ・アントヌッチ:6.5


途中交代時に「爪痕を残して欲しい」と願ったが、今回は上手くいったと思う

攻撃面では遠慮なのか自信の無さか、後一歩なプレイが多かったが、守備時に果敢にプレッシングを高い位置で仕掛け恐らくミステルが望んだプレイを体現したのではないか?

少なくとも2点目の起点はアントヌッチのプレッシングだった事は間違いないし、その布石はその前からGK相手にも強度の高いプレスをかけ続けたことが実を結んだと自分は解釈している



ダヴィデ・サントン:5.5


守備要員としてニコロに代えて投入

不要なファウルで北川さんが奇声を発したチャルハノールのFKを産んでしまったが、最低限の務めは果たした



メルト・チェティン:6.0


プレイ時間は僅かだったが敏腕ペトラーキSDが獲得時に、CB探しのアンサーだと言わしめた才能の片鱗を覗かせるプレイをみせてくれた

特にDFで必要な言語の問題はあるかもしれないが、同胞であり同サイドのウンデルが解決策になってくれれば今後のキーマンの一人となってくれるのではと期待



ミステル

パウロ・フォンセカ:7.0


豪雨でのボルシアMG戦に続き継続採用した4-1-4-1をブラッシュアップし、マンチーニのアンカー抜擢で一つのオプションと呼べる領域まで高めたのは見事な手腕

攻撃のメカニズムに課題は多いのは事実、特に高い位置でのコンビネーションプレーやサイドでボールを持った際の選手間の意図のチグハグさは相変わらず散見される

ウンデルが戻るウディネーゼ戦からは交代の選択肢も増えていくはず、厳しい時期をどのように凌いでいくか、引き続きその手腕に注目したい




はい、選手評価はなるべく短くしたいと言うておきながら、今回も後になればなるほどダラダラと長くなり完璧にフラグ回収に成功した次第です(笑)

これだから記事1本書くのにかかる時間が長くなり過ぎて、お蔵入りが増えるんですよね(-_-;)



それでは試合の流れ振り返ってみましょう

試合前のフォーメーションではミランは4-3-3という配置でしたが、試合を通じてみると4-4-2といったイメージ(メディアーノにビリア・ケシエ、一列前にチャルハノールとパケタ、最前線がラファエル・レオンでその周りにスソ)

更に攻撃時はテオ・エルナンデスをウイングの位置まで押し上げ、3-1-4-2や3-4-3のような形を意識し、主にテオ・エルナンデスのいる左サイドを起点に攻め入ろうとしていた印象

これは野戦病院前のコラロフ兄貴と同じ役割ですね、おそらくあまりミランの試合観ない人だとテオ・エルナンデスWGだと勘違いしたと思います、この試合(笑)

それぐらい特に攻撃面では彼とチャルハノールが厄介なプレイをしてました



「Ma,Dai(マジでファウル?)」と審判にアピる際の顔がクレスポにしかみえないザニ君(笑)



中6日のミランは10分過ぎから攻勢をかける

オフサイドとはなったがエルフラーコの軽い守備からケシエにスルーを出され、パケタが抜け出しゴールを決めるシーンから、ローマが自陣後方で時間を掛けると前の3人(レオン・チャルハ・スソ)+中盤3人+ボールサイドのSBがローマ陣内高い位置で圧をかけ試合の主導権を握る



30分過ぎまで日程的に余裕があり状態の良いミランが攻勢を保つも、そこを凌ぎ切ったローマがミランのプレス運動量の低下に伴い、ボールを保持して動かせるようになり右サイドでボールを持ったザニオーロが振り抜いた無回転ミドルでCKを獲得

マンチーニがニアに入り込みフリックで反らしたボールを、ファーサイドでフリーとなったジェコが沈めローマが先制!

頼りになり過ぎるゲームカピターノの一撃でリードした状態で前半を折り返す



ほんまは重症で試合出ちゃあかんのよ? この御方は・・



後半立ち上がりもローマペース

相手のパスミスからペロッティがペナルティエリア手前獲得した惜しい兄貴のFKがあり、その後に相撲さんの恐ろしく高い打点のヘッドがミランゴールを脅かす

しかし、後半先にゴールを決めたのはミランの方だった

スローイン時に選手がボールサイドに偏っていたローマ、しかしボールを奪えず交代したばかりのカラブリアにクロスを上げられると、手薄なエリア内でマークのズレも生じフリーとなってしまったテオ・エルナンデスにシュートされ、それがコースを消しに行った相撲さんにディフレクションし失点となった



ただ、そのサナブリアがポカをやらかしたのを見逃さずローマがすぐさま突き放す

バックラインでのボール回し時にアントヌッチにプレッシャーをかけられたカラブリアがミスパスをし、高い位置でCBにプレスをかけていたジェコが拾ってエル・フラーコに出すも、相手がパスを引っ掛ける

が、そのこぼれ先にいたのが駆け上がったザニオーロ

落ち着いてドンナルンマの動きを見切り逆サイドにボールを沈めて2-1とリード

待望のザニオーロに今季リーグ初ゴールが生まれ、ここから試合のテンポが上がっていく



ピョンテクをパケタに代えて投入し、最前線を3トップのような形にしてゴール前に人数をかける意図のミラン

攻勢をかけてくるミランだったが、パスミスの多さ、特にロングボールの精度は試合開始時から良くなく、度々チャンスをふいにしていく

ミランの攻撃に対ししっかりと引いてブロックを作り応対するローマという図式で試合は進んでいく

時折セットプレーからあわやという場面を作り出しつつローマは、ジェコを中心に前線の選手が上手くボールを受けたりファウルを貰ったりと時間を費やしていく



スピナが足を痛める嫌なシーンがあったが、後日談で痙攣を起こして大事を取っただけという情報が入っているのでご安心を

代わって入ったチェティンはローマ初出場、どんなプレイをするのかと期待しながらみていたが、切り返しで相手をいなしてから持ち出して良いパスを出したり、スライディングで華麗にボールだけ刈り取ったりとオリンピコでのロマニスタへの挨拶としては上々の出来だったと思う、今後に期待できそうな選手だ



その後、パー様がオフサイドに掛かってしまったが惜しいシーンを演出したり、ザニ君がテオのミスを見逃さずあわやドッピエッタというシュートを放ったりと、要所で良い攻めをみせながら時間を費やし、終了間際の相手の猛攻も凌ぎ実に37日ぶりの勝利をあげる事が出来た!





スクランブル状態の中、マンチーニのアンカー起用が守備面で安定感を産み出し、一定の感触を得る事が出来たのは大きな収穫だと思う

特に開幕から緩かった相手メディアーノへのプレッシングや、ペナルティエリア付近で前を向いてフリーでプレイさせてしまうシーンが多かったローマにとって、寄与する所は大きかったという印象



一方、攻撃に関しては相手のミスに助けられた感は強く、特に繋いで持っていく攻めに関してはシュートまでたどり着かずに終えてしまうシーンが大半だった

特に以前から気になるのはサイドの崩しの局面

2列目サイド・トップ下・サイドバック・ボランチといった崩しに関係する選手でトライアングルの関係が築けず、SBの縦のコースをサイドハーフの選手が潰したり、ワンツーの受け手になるべき選手が裏抜けばかり狙い、しかもその意図がボールの持ち手に全く伝わらず、結局後ろに戻す選択肢しかなくなるといったシーンが余りに目立つ



また出し手と受け手のタイミングが合わないシーンが目立つのも、今季のローマの良くない特徴

フォンセカサッカーだと2列目サイドの選手は中央に絞り気味に位置するので、開き過ぎずにボールを引き出すようサイドバックのサポートに動き、ワンツーで抜け出すサポートをしたり、受けとって中央に楔のパスを入れて攻め上がったり、サイドバックが中に入り自分が外に開くといったスイッチを試みたり、溜めて3列目の攻め上がりを促したりと、約束事をある程度定め選手間の意思の疎通は図って欲しい所

特にシンプルにボールを扱う(=少ないタッチでボールを走らせてリズムを産む)ロッロやクリスタンテが欠けている為、どうしてもボールの流れが悪くなるシーンが多い

ジェコがタイミングよく降りて楔役になったりと、個々の選手で工夫は試みているので、チームとしてのメカニズムの確立をなるべく早く仕上げて欲しい



この後もまだ厳しい試合間隔でウディネ・ナポリとシーズンは続いていく

怪我の連鎖で起用できる選手は少なく、そのうえ居ないのは主力レベルの選手ばかりという状況で5位という位置を維持しているのは驚きでしかない

特に出ずっぱりの選手(つうかコラロフ&ジェコ)の疲労の蓄積は、常軌を逸するレベルに達しているはず

それでも全力でローマの為に戦う選手たちを自分は心から誇りに思うし、自分のやれる事、即ち全力でチームを応援する事をやり続けていくだけッス



怪我・疲労以外に、例えば我らがカピターノフロレンツィの状況(この状況下で交代出場も無かった・現地ロマニスタとの確執はまだ残っている?)等、気持ちが沈むような懸念はあるが、マンチーニ起用のヒット、調子が上がってきたエル・フラーコの存在、そして次節ウンデルが戻ってくる等、明るいニュースも徐々に出てきているローマ


次節ウディネーゼ戦も勝利を願って全力応援するのみ!



Forza Roma!!

 
 
 

Comments


bottom of page